killer...5

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「はいはい、もう大丈夫だよ」 頭をポンポンと撫でて、俺を落ち着かせようとしてくれてる。 丸っきりガキ扱いじゃねえかよ。 でもまっ、今はいーか。 あれ…まこっちゃんが言うには、瞬も手早いんだっけ? じゃあ全然安心出来ねえじゃん! 頭を撫でてる手を振り払うと、瞬は驚いた顔して固まった。 『あ…ごめんっ』 ……なにやってんだろ、俺。 瞬は心配してくれてただけじゃん。 考え過ぎだよな。 「もう大丈夫そうだね」 『あぁーうん』 体の震えも収まったし。 頭の中がまだ混乱してるけど。 「よかった。きっとあのバカとは違って、イチくんなら此処にいるかな?って思って」 優しい微笑みを浮かべてる。 怒らせてはないみたいで、安心した。 バカってのは陽だろうな。 あいつなら、全然関係ない場所とかにいても不思議じゃないし。 「時間空いたから来てみて正解だったね」 『本当にありがとう、助かった』 礼を言う相手が瞬なのが、ちょっと違和感があるんだけどさ。 いつもならまこっちゃんだもんな。 …本当にもうまこっちゃんには助けて貰えそうにねぇーか。 しっかりするべきだな。  
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