2人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい。晶とは幼なじみなんです」
くそお!!幼なじみだと!?こんな可愛い子と!?
神谷晶め…才能ばかりではなく美少女幼なじみまで手にしていたとは…解せぬ…!!
「晶と仲良くしてあげてくださいね。あの子はたまにキツいことを言ってしまう所もあるけれど、不器用で優しい子なので…」
「……神谷のこと大切に思ってるんだな。」
「え…」
すると彼女は優しく微笑み
「はい…大切です。」
と答えた。
くっそぉ!!神谷!おまえが羨ましすぎる!!
「あっそういえば!自己紹介がまだだったな!!俺は仁!!」
「私は燐です。私貴方がすっかり気に入ってしまいました!これからよろしくお願いしますね!!仁。」
「おう!!よろしくな!!」
燐から差し出された手を1俺はしっかりと握り返した
「では、私も戒に出席しますので…このへんで…戒でまた会いましょう。」
「ああ!!」
襖から軽やかな足取りで出ていく燐
その時
「貴方ならきっと晶の大切な人になれると思うんです。仁…」
と燐が伏し目がちにそう呟いたのに、俺が気付くことはなかった
最初のコメントを投稿しよう!