3.橘家

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「はい。晶とは幼なじみなんです」 くそお!!幼なじみだと!?こんな可愛い子と!? 神谷晶め…才能ばかりではなく美少女幼なじみまで手にしていたとは…解せぬ…!! 「晶と仲良くしてあげてくださいね。あの子はたまにキツいことを言ってしまう所もあるけれど、不器用で優しい子なので…」 「……神谷のこと大切に思ってるんだな。」 「え…」 すると彼女は優しく微笑み 「はい…大切です。」 と答えた。 くっそぉ!!神谷!おまえが羨ましすぎる!! 「あっそういえば!自己紹介がまだだったな!!俺は仁!!」 「私は燐です。私貴方がすっかり気に入ってしまいました!これからよろしくお願いしますね!!仁。」 「おう!!よろしくな!!」 燐から差し出された手を1俺はしっかりと握り返した 「では、私も戒に出席しますので…このへんで…戒でまた会いましょう。」 「ああ!!」 襖から軽やかな足取りで出ていく燐 その時 「貴方ならきっと晶の大切な人になれると思うんです。仁…」 と燐が伏し目がちにそう呟いたのに、俺が気付くことはなかった
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