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1人部屋に残された仁
その顔はどこか夢見心地で
「…。可愛かったな…
少し不思議な子だったけど…」
仁は燐を思い返した。
深紅の下地に桜の花弁を散らせた模様の着物を羽織り、そして、腰の辺りまで伸ばしたふわふわの金に近い茶色の髪がその着物にとても生えて…
その姿はどこか儚げで背徳的にも感じる
「…天使だああああ!!かわえぇぇ!!」
「……ッッ!!あああなた!なっなにいってるんですかッ!?」
「え…」
ふと仁が我に帰るとそこには真っ赤になった穂香がいた。
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