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ここは人ひとりいない静かな路地。
そこを目立つ明るい茶髪をした高校生ぐらいの少年が地図らしき紙切れを手に持ち、ふらふらと、さ迷い歩いていた。
「ぐわ~やべ~本格的に迷ってきたかもしれねぇ…」
少年はキョロキョロと辺りを見回しながら歩いた
「……地図意味わかんねぇ……。頭使うこと苦手だからな……。」
そう言うと少年は路地においてあったベンチにドシンと腰掛けた。壊れかけていたベンチだったので少年の体重に耐えられずギシギシと音をたてるが、少年は気にしない。
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