2 不信

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「今日から一ヶ月間、このクラスで一緒に過ごすことになった、XANXUS君だ。」 ドラマにでも出てきそうな先生の紹介にも、XANXUSはいらつきを覚えていた。 (…君じゃなくて様だっつーの) 今いるのは並盛中2年A組の教室である。明るいクラスメイトに囲まれているにもかかわらず、彼にとってここでの生活は最悪なものだった。 ―休み時間。 「なぁ、今度の日曜、どっか遊びに行かねーか?」 一人の男子が話し掛けてきた。 「いーんじゃね?転校生の歓迎会も兼ねて、な?」 他の男子も話に加わってきた。
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