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出よう。
そう思ったが、時既に遅し。
後ろから嫌な気配と悪寒。
「お・姉・様。こんな所で何をしてるんですか?人の部屋に勝手に入るなんていけないお姉様…」
背筋からドッと変な汗が出る。
「…あっ…ぁ…」
声が、言葉が出ない。
「お休みなさい…お姉様……」
後ろでバチっと電気の音が聞こえた。
その後の記憶は覚えていない。
目が覚めたら、ベッドの上で寝ていた。
やけに体がグッタリしているのは覚えている。
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