修羅場をかける少女

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「それよりお姉様は部屋にいるんですの?」 「え!?あぁ…うん…いるよ」 柴崎ごめん!!何もできねぇぇぇ!! 「それじゃあ、ささっと行きますわよ!部屋はこっちでよろしくて?」 「うん…」 ああーどーしよー。柴崎には悪いけどどうしようもないや…。 どんどんと近付く部屋。 「ここですわね?お姉様の香りがしますわ」 「香り!?」 いつの間にか部屋に到着していた私と美千華ちゃん。 美千華ちゃんの嗅覚ハンパねぇな。 「お姉様ぁ~ここを開けて下さぁ~い!いるのは分かってますわよ~」 ドアをドンドンと叩き、ドアノブをガチャガチャと鳴らす。 かなり怖い。
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