修羅場をかける少女

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-柴崎視点- 「玲ちゃん行っちゃった…」 玲ちゃんが飲み物を買いに出た為、私は部屋で一人っきりだ。 「ああー!ポッキーうめぇぇぇ!玲ちゃんとポッキーゲームしてぇぇぇぇぇ!」 …………………。 「むなし…」 無理にテンションを上げても、むなしいだけだった。 私はまた静かに食べ始めた。 「玲ちゃん、早く帰ってこないかな…」 ---… --… -… 6、7分程たっただろうか、私にはかなりの時間が流れた気がした。 「玲ちゃんまだかな…」 玲ちゃんがいないと落ち着かない…。 そわそわしていると足音が聞こえてきた。即座に私は玲ちゃんだと思い、ドアノブに手をかけた。
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