エピローグ

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  吹き抜ける風。 青い空の下。 屋上に干されたシーツが、ぱたぱたと揺れる。 そんな中で――先生…八尋(ヤヒロ)先生は口を開いた。 「ごめんな…嘘ついた」 切ない笑顔から漏れた言葉に、必死に首を振った。 「八尋先生」 「ん?」 なびいている栗色の髪。 八尋先生…  
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