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とりあえず、その男の人から名前と年齢を聞いてみた。年は私とあまり変わらない、というよりむしろ私の方が年下である。
―――アシスタントの方が年上………これでは格好がつかないじゃないか
少々憤慨しながらも、私は目の前に座る男の人に質問した。
「ところで確認しときたいんですけど………あなたは普段どんな絵を描いていますか?」
『いやぁ、実は俺絵が描けなくて………』
「はぁ!? じゃあ何でここ来たのよ?」
私が当然の疑問を投げ掛ける。するとその男の人は、目の前の床に「ガバッ」という擬音と一緒に土下座した。
『お願いです!! お茶汲みでも掃除でも何でもします。なので俺をここで雇ってください! お願いしますっ!!』
「あ、う。え~~っ」
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