本編

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 彼との仕事は、毎日とても充実していた。  私が絵を描いて、彼が生活面でサポートする日々。 それにしても……… 「あなたって本当に料理が上手ね~」  私は美味しいご飯で膨れたお腹を摩りながら労った。  彼はちょっと動揺しながら応える。 『えっ、いきなりどうしたんですか?』 「いやぁ、感謝の意を示したくなったのよ」  私の心からの賛辞に、彼は嬉しそうに微笑みながら俯いた。             
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