それでも…

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6日目の朝、僕は美樹ちゃんの携帯の音で目が覚める。 大変なことに、すっかり昼と夜の生活が逆転してしまったようだ、僕は太陽の光が大嫌いなはずなのに。。   それでも、目が覚めてしまった僕は美樹ちゃんにおはようと、挨拶をした。     あれ?どうしたのだろう、なんだかいつもと様子が違う。 そこにキラキラな笑顔はなく、不安なような、怒っているようなそんな表情。 友達とケンカでもしちゃったのかな?大丈夫かな?     しばらく電話を持ったまま沈黙が続くと、美樹ちゃんはプチっとボタンを押し、一方的に切ってしまった。
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