世界感

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世界感

時間軸は現代。 高層マンションや高層ビルが立ち並ぶ、特大の借金を抱えた島国・日本。 最も四季の移り変わりが分りやすいことで知られている。多分。 未だ発展を続け、交通網は複雑化している最中だ。 この日本のように衣・食・住と三拍子揃った国は、この地球上で40%であり…どんなに自分が底辺に居ようが、残りの60%の国の人々に比べれば充分に幸せなのである。 だが、平和であっても犯罪は起こるべくして起こり、逆に平和で物質が充分にあるからこそ、お金に限らず物欲は絶えないのだと思う。 そんな幸せと不幸せが背中合わせな今の時代にも、古来から伝わる力を行使する者が居た。 正義のヒーロー染みた物でも無い。 自分の両腕で守れるモノなら、全てを賭して守りたい。 だけれど、自己犠牲なんてクソ喰らえ。 死んでも守るなんて死んでも言わない。 死んだところで、全てを守ろうなど不可能なのだから。 そんな物語。
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