ロミオminusジュリエット

15/43
前へ
/290ページ
次へ
だから助けたいと思いながらも 何も出来なかった。 今は違う。 君が何より大切だから 僕は何があっても美月を守る。 「翔平?」 「ああ、ゴメン。 何でもないんだ。お腹空いたね。」 「うん、ちょっとね。」 何とも可愛い笑顔を向ける。 あの時レイプされたのが 美月じゃなくて本当によかった。 「じゃあどこか入ろう。」 「うん!」 そう言って 僕の腕に腕を絡ませる。 僕は笑顔で美月に応えると 同じように笑った。
/290ページ

最初のコメントを投稿しよう!

868人が本棚に入れています
本棚に追加