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いつの間にか
辺りは暗くなっていて
意識が
飛んでいたことに気付いた。
焦って美月のほうを見た。
どうやら美月は
黙って
隣を歩いていてくれたみたいだ。
僕の視線に気付いて
「ん?」と微笑んだ。
胸がギュッとしめつけられる。
ホントなら
呆れて帰ってしまっても
文句は言えないのに
ずっと傍にいてくれる
その優しさを愛おしく感じる。
そんな美月だから
言おうと思った。
過去の拭い去れない過ちを。
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