サエッタ上空2000m

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陸軍だと……? ヤツらは戦争でも始める気なのか? 一瞬、そんな不安が頭の中をよぎった。 「俺の知り合いはただの威嚇行為みたいなモンだろうって言ってるけどな。」 リチャードは笑いながらそう言った。 「…ただの威嚇行為なんだったらいいんだけどな…。」 俺もリチャードにつられて少し笑った。 「おっと……もうこんな時間じゃねーか。」 ふと時計に目をやると6時30分を差していた。 「メシ食いに行こーぜ、リック。」 「…そうだな。」 そう言って俺とリチャードは食堂に向かった…。 この時、俺が不安に思っていた事が、後に現実となって降り掛かるとは、この時点では誰も知る由が無かった……。
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