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家に帰ると…
また涙が溢れた。
声を上げて泣いた。
本当はあの時言ってしまいたかった。
ヒナに抱えられている時、みんなに責められている時、すばるに殴られた時、ヒナの悲しげな目を見た時…
助けてや!もう怖いんや!
死にたくない!
俺はもっとみんなと一緒にいたいんや!!
そう…叫びたかった
弱いから…言いたくて仕方なかった。
でも、これでいいのだと自分に言い聞かせる。
そうや!これでええんや…
これで…みんなに心配も迷惑もかけることはないんや。
始めてこんなに我慢した。
なぁ、ヒナ…
もしお前が傍にいてくれたらこんな俺を誉めてくれたかな?
それとも…あんな暴言を吐くな!とやっぱり怒ったかな?
泣きながら少し笑えた。
俺はどんな時でもお前の事ばかり考えてしまうんや…
ほんまに情けないわぁ…
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