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と思った瞬間!『‥‥ピーッッ‥‥‥‥』
僕は何が何だか分からなかった。
でも先生が由季の目にライトを当てて、首を振った瞬間におばさんがヒザをついた。
僕は何十回も由季の名前を呼んだ『‥‥由季ッ‥‥由季ッ』
僕も言いながらヒザをついた。
ビニールの中に入れた。由季は冷たい。
今までの温もりがない。小さい手から何も伝わって来ない。
『‥‥どうして?‥‥何で由季が‥‥』
そう思った時に。
『亮ちゃん?‥‥今までありがと』
『‥‥‥‥‥由季ッ?‥‥』
僕は周りを見渡した。当然、由季はいない。
でも由季が居てくれて、すごく楽しかった。これからも僕の近くに由季が居る。
だから頑張らないと、由季の分も頑張らないと。
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