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『ピンポーン』僕は息をきらして立っていた。 おばさん『ガチャ‥‥‥あらっ!亮くん?どうしたの?』 僕『おばさんゴメンなさい。お邪魔します。』 おばさん『あっ!』 僕は階段をかけ上がり、由季の部屋を叩いた。 僕『由季ッ!来たぞ。はいるからな』 僕はドアをあけた。 そこには泣き崩れた由季の姿が。 僕『誰かに何かされたのか?誰だ?何されたんだ?』 由季『‥‥‥‥』 僕『由季ッ』 僕は由季の肩を握りながら言った。 由季『違うの。亮ちゃんに嫌われたくなかったの』 僕『えっ?』 由季『由季ね‥‥‥HIVなの。』 僕は目の前が真っ暗になった。 由季『由季ね‥ずっと亮ちゃんの事好きだったの。でも‥‥でもね‥‥‥』 由季は大粒の涙を流した。 僕『僕も由季の事、ずっと好きだったんだ。』 由季『えッ??』 僕『本気だよ』 由季『病気の人に告白されても困ると思って、ずっと言えなかった!でも亮ちゃんの気持ち分かって嬉しい。でも普通の人と付き合いなよ。』 僕は由季をビンタした『パシッ‥‥僕は由季が好きなんだ!由季の体とかぢゃなく、由季の全てが大好きなんだ。だからそんな事言うな。』 由由季は泣きながら、抱きついた。僕もそっと抱きしめながら泣いた。
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