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俺は無意識のうちに キスをしていた。
「…ぅんあっ……ぅっ」
優から甘い声が漏れる…
止められない。
自分が…
心が……
もっと 俺の為に鳴けよ…
もっと 俺だけを見ろよ…
そう思うとますます止められない。
優が泣いているのに…
こんな事…
優が泣くことなんかしたくない。
けど 止められないんだ。
その時 優が
「…もぅダメ…だよっ…」
涙をたくさん流しながらそう言った…
俺は我にかえり
優から放れた。
「…わっ!?…悪い」
そう言って部屋を出た。
まだ あいつは 俺を知らない…。
まだ 思い出していない…。
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