イチド

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/46ページ
自分を見つめ直す過去の日記。 後悔の上に立つ自分は強く。 踏まれた後悔たちは悲しみを含んで笑っている。 共に見た夢や希望、行った場所、交わした言葉、身体。 全ては消えて行ったけど死んでなんかいない。 共に過ごした時間は後悔として、否、思い出として僕を支えている。 ~~~~~ 粉雪は身体の中で溶けて消えた。 もう心配する必要が無いのが寂しくもある。 生き甲斐として君臨したキミよ、有難う。 一緒に逝った事は忘れないから。 僕は 「広」き世界に一つ舞う幸せを「矢」で射った。 気が滅入るほどに幸せだった。 キミよ有難う。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!