壬生浪士組

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「操」 「なーに?」 「買い物に行く、行くか?」 土方が操に目を向けると キラキラ✨した眼差しで 「いいの!?」 と返してきた 「さっさと行くぞ」 操が町に出るのは初めてだ 刀屋につくと 「明日からお前に稽古を付けるからな、自分の身ぐらい守れるようになれ」 操はキョトンとして 土方を眺めた そこへ、店主が来て 「これはこれは、副長さま、今日はどのような得物をお探しで?」 土方は 「こいつにあう小太刀を探しにきたが、あるか?」 店主はまじまじと操をみて 「こんなに小さいと小太刀でも一苦労かと;クナイ等では?」 土方はニヤリと怪しげに笑うと “両方くれ”といった 操は物凄い量の刀の数に圧倒された 土方が店主から小太刀二刀とクナイを12本受け取り代金を払って店から出た そのあとまた土方は動きだし 操は必死に追いかけた 着いた先は 鍛冶屋、 「よぉ、いるか?」 中にいたのは、一人の女鍛冶師 「珍しいな貴様がここに来るとは」 「あぁ、こいつに小太刀を作ってやってくれ」 女鍛冶師は操を見た後に 土方に睨みかけた 「貴様が持っているのは小太刀とクナイだな、馬鹿にしているのか」 「あぁ、買ったさ。だがな、普通の刀だ、こいつを使うには操は小さすぎる」  
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