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翌朝、
少女は見覚えのない部屋で目覚める
「?」
そこへ
近藤が入って来た
「起きたようだね」
彼はニッコリと笑って見せる
「私の名は近藤勇、壬生浪士組の局長だ」
勇はまたニッコリと
だが威厳のある笑顔で
少女をみている
「・・・」
「君の名前を教えてくれるか?」
「・・あなたが私を・・・」
「あぁ、林のなかに倒れていたんだ」
「光が見えたでしょう?」
「・・あぁ、不思議な光に包まれていたよ」
「・・・」
「あの、君の名前を;」
「北条 操」
「操ちゃんか」
「もちろん偽名ですよ」
「え?;」
「今会ったばかりの見知らぬ人に本名を名乗るなどしませんよ」
「あはは;と、歳はいくつなのかな?」
「・・近藤さん、本当にあなたが私をあの光の中から?」
「あぁ;そうだよ、不思議な温かさがあった」
「・・そうですか、貴方は清い人なのですね・・・」
「?」
「解りました、何でも答えます」
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