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扉が開いた瞬間に駆け出し、出口まで一直線に駆け抜ける。
「ハァ…ハァ……!」
「止まれ!止まりなさい!」
階段を降りてきた警官が素早く俺に向かってくる。
自動ドアがゆっくりと開き、俺は体を滑り込ませるようにして外に出た。
車に乗り込むため駐車場に行くと、すでに俺の車の周りには警官が立っていた。
「くっそ……!」
俺は急いで辺りを見渡す。
すると50メートルほど先に細い道を見つけた。
俺はダッシュでその道に入りこむ。
5分程度、ダッシュで道を曲がったり壁を乗り越えたりしながら逃げると、警官はいなくなっていた。
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