Episode 1

11/22

12人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
「……村上 優太、ついて来い。」     警官はそう言うと鍵を開け、出るように促した。 外に出ると、警官は後ろを振り返りもせずに歩いた。     「……あの、どこに行くんーー」   「黙ってついて来い!」     警官は僕を一喝し、再び歩き続けた。   そして歩みを止めたのは、一つの白い扉の前だった。 警官は扉の横に立つと、入れと一言言った。     ……何なんだろう?     少し恐怖を感じながらも、ドアノブを回した。 扉を開け、部屋に入ると、真正面に大きな机があった。 そしてイスに座ってこっちを見ている、少し強面の人がいた。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加