12人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
「……村上 優太、ついて来い。」
警官はそう言うと鍵を開け、出るように促した。
外に出ると、警官は後ろを振り返りもせずに歩いた。
「……あの、どこに行くんーー」
「黙ってついて来い!」
警官は僕を一喝し、再び歩き続けた。
そして歩みを止めたのは、一つの白い扉の前だった。
警官は扉の横に立つと、入れと一言言った。
……何なんだろう?
少し恐怖を感じながらも、ドアノブを回した。
扉を開け、部屋に入ると、真正面に大きな机があった。
そしてイスに座ってこっちを見ている、少し強面の人がいた。
最初のコメントを投稿しよう!