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次は女の子が2人連れられていた。
一人は金髪で小麦粉の肌
ピアスを開け、露出の多い服を着ている。
そしてもう一人を見た。
「……?」
見覚えのある女の子だった。
綺麗な黒髪で
パッチリとした目に白い肌。
ワンピースをきていて
令嬢のような雰囲気だ。
軍人は2人に説明をすると
素早く去っていった。
そして2人は僕たちに気づき
こちらへやってきた。
「アンタたちも、"異端児"って奴?」
ギャルっぽい女の子がめんどくさそうに問いかけてきた。
「あぁ。
ったく、なんでこんなところに……!」
金髪の彼が答え
その2人の会話見ていると、
横から視線を感じた。
そちらを向くと、見覚えのある女の子が僕をじっと見ていた。
「……な、何か?」
「……もしかして、村上くん?」
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