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金を入れている様子を見ていたら、遠くからパトカーのサイレンの音が聞こえた。
「くそっ!
お、おい!早く渡せ!」
しかし、恐怖で動けない女性はなかなか袋を渡さない。
それにイラついた俺はナイフを振り、威嚇した。
「おい!早くし……!」
あくまで威嚇のつもりで振ったナイフが、女性の腕を切ってしまった。
あまり傷は深くなかったのか、出血はあまりしていなかった。
だが、徐々に自分がやってしまった事に恐怖を感じる。
「ご……ごめんなさい……!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
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