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あいつ隠しているが基本的にシスコンだから、幽霊でも遙に会えれば喜ぶだろうし。
「でさ、死体……蘇生技術、だっけ?いや蘇生はないな。あたし死んでるし。とにかく、その死体ナントカカントカ技術でー……いやカントカは要らない?確か二字熟語だった気がするするし……」
「いいから続けて」
テーマを戻したと思ったら、またひとりでに脱線していく遙。
そのリードをするように、俺は思考の修正を促した。
「……はぁ~い。まあさ。やっぱ血みどろぐちゃぐちゃな死体はイヤンなわけだったのよ。別にあたしは基本死んだら全部終わり主義だけどさ。自害の美学なんてわからんし。でも、千尋ちゃんの網膜に最後に映る姿がスプラッターはヤだなと」
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