天使

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ある日アズキが野良猫を拾ってきた 左耳が故意に切られた白い猫だった 『お兄ちゃん、飼ってもいい?』 『ダメだよ、一人ぼっちでおいとけないだろ?』 『でも可哀相…耳が切られてる』 しょんぼりするアズキにダメといいきれずに、飼うことになった 『雪みたいに白いからユキちゃん(笑)お前はユキだよ』 俺は牛乳を少し水で薄めて飲ませてやった。ユキは美味しそうに飲んでいた 『ちゃんと面倒みるんだぞ。明日本買ってきてやるから勉強するんだ』 『うん!』これで少し、あの人の事を忘れてくれるだろうか? そうであるならありがたい…
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