2332人が本棚に入れています
本棚に追加
ある日アズキが野良猫を拾ってきた
左耳が故意に切られた白い猫だった
『お兄ちゃん、飼ってもいい?』
『ダメだよ、一人ぼっちでおいとけないだろ?』
『でも可哀相…耳が切られてる』
しょんぼりするアズキにダメといいきれずに、飼うことになった
『雪みたいに白いからユキちゃん(笑)お前はユキだよ』
俺は牛乳を少し水で薄めて飲ませてやった。ユキは美味しそうに飲んでいた
『ちゃんと面倒みるんだぞ。明日本買ってきてやるから勉強するんだ』
『うん!』これで少し、あの人の事を忘れてくれるだろうか?
そうであるならありがたい…
最初のコメントを投稿しよう!