スキャンダル

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会見の後、白崎先生は本当に絵を描かないで、来ていた出版社の連載を全て打ち切ってしまった そんな事をしたらどうなるんだと俺は心配した ところが新聞がいっせいにこの記事を載せた。あの白崎画伯がこんな事するとはありえない、あらためて矢沢アズキの絵を絶賛すると… その後は出版社の社長共々お詫びがあったという 後から先生に聞いた話しだが、出版社の大株主だったらしい(笑) アズキはまたのびのびと絵がかけるようになった ゆっくり、ゆっくりアズキは絵を描き続け とうとう二十歳を迎えた 俺と祥子は…何となく離れられない関係になり、結婚も考えられるようになった
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