地球・薔薇幻想

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「地球・薔薇幻想」 ミニ薔薇が 散らばされた 水色の布を 世界中に広げやう。 そこに 僕は三角に座って、 お茶の用意をいたしましょうか? 象が 海を渡り 兎が 月から梯子を伝い 魚が 空を泳いで  やってくる。 たくさんの 動物と たくさんの 子どもたちを  招待して お互いの夢を 語りあおうよ。 誰もが 未来の話をするし、 虹の話と 星の話 そして 薔薇色の 恋の話も… 誰もが 愛を知って ここに辿り着く そんな風に 感ぢてゐるね。 紅茶の中に サクラが散って 笑ひ声は 世界に響く。 僕らは 夢の中を生きてゐる。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆さて。こんばんわ。猫マタです。 この詩のイメージは、ノアの方舟です。子どもの頃、ノアになりたい、と考えたことがありました。世界中の動物と一つの船に乗り込む、そんな壮大なファンタジーの中で、空想を膨らませたものです。 又、この詩のイメージは「空色のたね」という絵本にも通じます。空色のたねから生えてきたお家に、たくさんの子どもと、たくさんの動物たちがやって来て、「ぼくもいれて、」「わたしもいれて」と入ってゆくのです。 そんな風に、いつか、世界中の子どもたち、動物たちで、素敵なお茶会が開けたらいいですね。 全ての命あるものが(もちろん動物たちもですよ)、恋と愛の果てに生まれてきた…そう考えれば、誰もが愛しい存在。たとえ、愛のない恋愛だったとしても、全てのお母さんは違う。どのお母さんの胸にも温っかいハートが隠されているはずです。にわとりの卵でさえも…。 だから、お互いに顔を合わせたら、にっこり、ほほ笑めるね。 「僕も」 「君も」 「大切。」 まるい、ハート隠して…。image=242456690.jpg
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