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だから僕は自分の顔が嫌いだ。
皮肉にも、想いを寄せる亜紀姉に似ていると喜ばれ
僕は培ってきた愛想笑いで亜紀姉にお礼を言った。
痛い痛い痛くない。
痛いのは心でも、躰は痛くないから
せめて鏡に映る自分の姿だけでも可哀想な姿にしたかった。
ーー…のに
ｶｼｬｯ
「とりあえず今日の合コン相手に写メ送っとくから！」
寺田は勝手に僕を映して、今日の合コンメンバーに僕を無理矢理組み込んだ。
今更拒否するのすら面倒だ。
隣でメールのやり取りに浮かれている寺田に、何か災いが起こればいいのにと
信じてもいない神様って奴にお祈りした。
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