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「お！零斗！ちょ！見てみろよコレ！やべー俺今日彼女できちゃうかも！」
興奮気味な寺田が僕に見せてきたのは携帯画面だった。
そこにはハートがいっぱいで、読みにくいったらありゃしない。
文字がハートに埋もれていたり、文字で表せばいいのに絵文字で表された単語がいっぱいで
結局のところ、相当読みにくい。
それでも寺田の言う通り、苛々しながら内容を読んでいくと
『さすが寺田君頼りになる』
みたいな事がかかれてあった。
「……。」
「どーよ！俺超尊敬されてねぇ？！まじこの子俺に惚れてるよ！」
なんだか得意気な寺田を見て、さっきの祈りはなかった事にしてやった。
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