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球体の中で頭を擦り付けながら謝るスッピー。
それを見て美味そうだと思う私。
「……腹減った……」
「へ?…………って、ちょっ!目ぇ据わってんですけどぉぉぉ!!!」
今度は違う意味で青くなるスッピー。
「………………」
「ちょっ!止めて……俺は食いモンじゃあねぇ!!!」
「丸焼きか?……それとも鍋……フフフ」
「まっ、待て待て待て待て待て!!!お前キャラ変わってんぞ?!」
なんて事をしていると、急にレインが唸り始めた。
「クゥ~ン、クゥ~ン…………グルルルルルッ」
「………………」
「なっなんだ?!おい!何が……「なにか来る」……へ?お前正気に戻ったのか?!」
私はスッピーの入った球体から足を退かし、レインが見つめる方向へ目を懲らした。
「おい…………!!!」
スッピーが声をかけると同じに、この部屋にゾロゾロと"なにか"が、なだれ込んで来た。
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