第三章 遺跡からの脱出

23/36
前へ
/113ページ
次へ
それは色取りどりで、尖った耳と嘴(くちばし)に、蝙蝠の羽を持った、人型の生き物で爪が尖っている。 言うなれば、鳥と人がいい感じにMIXされている感じだ。だが、毛はない。 「ありゃあ、ガーゴイルだ…………なんでこんな所に…………」 「うわぁ~キモッ!」 「って、なにその反応?!」 「グルルルルルッ!!!」 レインは唸りながら、戦闘体勢に入ってる。 「へぇ~あれがレインに怪我させたんだ」 「は?待てよ!この遺跡にガーゴイルなんて居ないはずだぞ?!」 「グルルルルルッ!!!」 「時空の歪みから、出て来たんだって」 「なるほど…………って、お前なんでそんなに呑気なんだよ?!」 「え…………?なんか慌てる事あるの?」 「は?!なに言ってんだよ?! 相手は上級の魔物だぞ?!しかもあんな大量に!!」 「へぇ、そうなんだ」
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1206人が本棚に入れています
本棚に追加