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取り敢えず、名称から思い付く奴を使ってみるか…………。
「え~と…………」
近付いて来るガーゴイルを見ながら、攻撃魔法を思い浮かべる。
上級…………上級か、それ以上ねぇ。
なんかのゲームに出て来る、魔法っぽい名称が頭に浮かぶ。
えと、イメージして…………。
「《カマイタチ》」
見えない刃(やいば)がガーゴイル達を切り裂く。
そして断末魔を上げて、数体のガーゴイル達がバラバラになった。
「うわっ、グロテスク~」
しかし、ガーゴイル達は減る事なく寧ろ増えている。
ガーゴイル達の攻撃範囲外に居るため、攻撃は来ないのが救いだろう。
「えと……《ホーリーレイン》」
まばゆい光が雨の様にガーゴイル達に降り注ぐ。
光を浴びたガーゴイル達は、グラリと崩れ落ちた。
減る気配の無いガーゴイル達は、仲間が死んだにも関わらず、こちらに向かって来る。
「えと……《ダイヤモンドダスト》」
氷の粒が一斉にガーゴイル達を貫く。
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