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貫かれたガーゴイル達は断末魔を上げて、血を噴き出し倒れた。
「うわ~グッチョリ~」
「って、最上級を詠唱破棄だと?!」
「は?なに?」
「……いや……」
何処から湧いて来るのか一向に減る気配がない、そんな苛立ちと空腹で刺々しい口調になる私。
「なんか攻撃範囲広いの……《エクスプロージョン》!!!」
魔法を放った瞬間………………
ドクン
身体の異変を感じた。
「っ!!!」
「おい!どうした?!」
「う゛っ…………あ゛っ!!!」
私の異変と共に魔法も変化する。
ガーゴイル達を下から炎が襲い掛かる。
が、しかしそれは次第に拡がり、炎はガーゴイル達を喰らうように不規則に動き出す。
私は立って居られなくなり、トランクを落として膝を付いた。
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