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ジリリリリリリ……
バンッメキメキバキッ グシャ…
「んんん…モソモソ」
カーテンの間から差し込む光に目を細め瞼を擦りながらムクリと起き上がる人間 。
外見は全体的に髪が長く、少女か少年かわからないが
蜂蜜を溶かしたような綺麗な髪
瞳はオッドアイで、片方は空から切り取って入れたような色
もぅ片方はエメラルドを水に溶かしたようで綺麗な少し薄めの緑色
だが、今は残念な事に前髪が邪魔をしてその瞳を見る事は出来ない。
「また…やってしまった…」
その少年か少女かわからない人間の呟く先には何故か壁にめり込み
時計の針を守るように出来たガラスが粉々に砕け、
針の中心とした辺りからくっきりと拳の跡が残っており
次から目覚ましの役目を果たせそうにないガラクタが哀しそうにそこにあった。
…コンコン…コンコン ガチャリ
「俺…クゥ 起きた?…」
ノックの音が聞こえ少しの間をあけてからドァが少し開くと漆黒の髪をした青年?が顔を覗かせる。
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