朝は静かに…

3/6
35人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
・・・・・・・ 「すいません…」 正にシューンと落ち込んでます。がよくわかる雰囲気で冬が縮こまっている。 「気にするなって」 隣でむくれて居る傷だらけの夏は納得いかないようだ。 「なんでお兄ちゃんが許すかな!」 「お前…、冬が止めなかったら次明らかに僕を仕留める気だったろ…」 次は夏が明らかに横に視線を逸らした。 ーヤッパリか…。 とりあえず僕は冬に感謝、あのままだと確実に怪我、または病院に送られていた事だろう。 (せめて手加減か冷静に戦闘して下さい) 心の中でため息、冬はまだ気にしているのか縮こまっているし、夏は僕に視線を合わせようとしない。 「とりあえず!!」 空気を変えるため多少大きな声で二人に話す。 「課題としては相変わらず、夏はもっと冷静に確実に戦況を判断!、冬は僕が絡む戦闘では夏以上に周りに気を配る!」 それぞれに気をつける事を上げると…。 「なるほど…もっと沢山燃やせば…」 「嫌です!」 相変わらず人の話を全く聞かなくて、お兄ちゃんは嬉しくて頭痛がするよ。 「お願いしますから…」 相変わらずな二人にため息、…僕も顔は笑っていたかも。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!