1、精神汚濁

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紅「まず初めは精神汚濁についてですね。これは、人の精神がある異常を起こして正常な精神状態を保てないことによる"精神意識の急変疾患"と呼ばれてます。この状態になると何らかの個人の持つ感情が病に侵されてしまい、通常では出せない異常な力を出せるようになりますね」 灰「それが貴方達、精神汚濁者が言う魔力ということですね?」 紅「その通り!精神汚濁の進んだ精神汚濁者には各種特別な力が宿ります。それが精神具現化能力と呼ばれるものです」 灰「精神具現化能力は精神意識の中で想い描いたことを具現化させる。しかし、それは個人に特性がなければ全てを具現化するには至らないってことでしょう?」 紅「はい、神楽さんが身体能力の向上、精神意識の集合体との融合といった能力を扱うように、その人が有する感情の属性が違えば全てを思い通りにはなりません。まぁ、神楽さんにはまだまだ秘密があるんで、例外にはなりますけどね」 灰「グレンは何の能力を使えるんですか?」 紅「私ですか?私は魂を操る能力と自らの血液を発火させる能力、それから炎を生み出したり、相手の身体の内側から発火させる身体発火干渉、それから……」 灰「もういいです。それは本編を見ればわかりますから」 紅「貴方が言えと言ったんでしょう!」 灰「説明が長すぎなんですよ。そもそもグレンは何故、精神汚濁者なのに普通に会話できるんですか?普通、精神が病んでる人はまともな会話すらままならないでしょう?」
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