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帰りのチャイムが鳴ると同時にヒデが近づいてきた
「なぁサヨ、帰りファミレスでも寄ってかねぇ?」
『うんいいよっ!勿論、ヒデのおごりでしょ?』
アタシは笑いながら言った
「いや、それだけはマヂ勘弁してくれ…」
『ははっ、わかってるよ!』
アタシ達は話しをしながら帰っていると、少し歩いた所のファミレスにすぐ着いた
「じゃあ、俺は特大トリプルステーキ!」
『決めるの早っ…てか、全部食べれんの?』
「何言ってんだよ!食えるに決まってんだろっーが!!」
アタシはウェイトレスを呼んで注文して待っていると
「あれ?ヒデじゃん!」
「おぉ!ソウじゃん!!てか何してんの?えっ誰と来てんの?」
「ん?食べに来てんに決まってんだろぉ?しかも、部活仲間だよ。お前はー…彼女とか?」
最初はホッとしたが、後の言葉はちょっとと刺さった…
「ちっげーよ!コイツは幼なじみ」
『ど、どうも……』
「どうも、確か隣のクラスだったよね。あ!ソウって呼んでもらって構わないから」
『なら、アタシはサヨで』
するといきなりヒデが、
「ワリィ、俺トイレ!つか、腹いてぇ!!」
と、言い残してヒデはトイレへ行ってしまった
「ねぇ………もしかしてヒデと付き合ってるの?」
『ふぇ!?』
いきなりの質問が凄い事だったから、変な声が出てしまった
………はずかしい…
「付き合ってるんかぁ…」
『付き合ってないよー!それに…好きな人……とか、いるし………うん…』
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