黄昏の夕月夜

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白夜 輝く琥珀色の 黄金の雫 滴る黄昏の空と 音もなく降り注ぐ 魔法みたいに 包む 潤う大気 微かに漂って 言葉はなく ただ穏やかに 優しく慈しむように 陽光よりも美しい 宝石を散りばめる 白く明るく 窓の外の景色染め上げて 降り注ぐ 雨 琥珀みたいに 黄金(きん)に輝く 願いがあるなら 光のひとひらに 囁いて…… “ほら、叶った。” 一時の魔法 溶け出しそうに 愛おしくて 琥珀の輝ける 白夜には………
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