エピソード1

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「分かってるよ、それより、乾杯しちまおうぜ」  ガイがそう言ってグラスを再度掲げるとその場に居た面々も倣ってグラスを掲げていく。 「ではリーダー、乾杯の音頭をお願いします」  ガイがふざけて真面目な口調で言っているが、誰一人咎めたりはしない。  学園に入学し、光がワールドエッグのリーダーとなったのだから、新たな門出として全員がそうする事を望んでいるのだ。  そして、光自身そうすべきだと思った。  だから 「これからも、そして学園(ここ)から頑張っていきましょう。乾杯」 「乾杯」  光、フェイ、ガイ、マナ、アメリアのワールドエッグの面々にリン、ケティの7人のグラスは小気味良い音をたてて重なり、次いでそれぞれの口元へと運ばれていく。 「あっ、炭酸だわこれ」 「またかよ!?」
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