GameⅥ

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俺は優しく諭すように、心の頭に手を置きながら答える。 「大丈夫。俺の友達だから」 「う…ん……」 ゆっくりと飲み込むように返事をして、黙ったままの黒坂をじっと見つめた。 「心、ちょっと出かけようか? コンビニへ行ってお菓子買ってやるからな」 肩に手をあて、部屋を出るよう促す。 が、心は立ち止まったまま黒坂に目をやっていた。 「白山なら大丈夫。留守番してくれるから。なっ?」 「ん……は!?何か言ったか?」 「心とちょっとコンビニ行くから留守番頼むって話」 「あぁー…分かった。なら、オレにサイダー買ってきて」 やっと体を向けて、目が合った。 「じゃ行くぞ」 「うんっ!」 元気良く答え、我先にと部屋を飛び出していく心。 「黒坂…あとで聞きたいことがある」 「オレもだ。けど今は早く行ってこい」 心の後を追いかけるように部屋を後にした。
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