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~~~~あとがき~~~~今思えば、1番に認めて欲しい人物に認められない分、その悲しみを相応する数の人々に認めて欲しいと思う気持ちが、人にすがり気に入られ様とし、もがき苦しみながら、人の顔色と反応を伺い愛情を手に入れようと自分を傷めつけ、注意を引こうとしていたのだと思う。散々殴られれば、アイツは殴り疲れ眠ってしまい、残飯にありつける。だから。自分が苦しめば苦しんだ分幸せが手に入ると信じていた。でも、解った口を聞いても私の心の中には、憎しみと自分に対する自信のない卑屈なものが渦を巻いて居た。人を傷付けて征服しても心の渦は消えなかった。こんな私でも、好意を持ち歩み寄って来た人をどうせ私を性欲のはけ口にしようとしているんだと地獄に落とした人の中に、純粋に想ってくれていた人が居たとしても私は気付かなかった。心を開こうともしなかった。耳を傾けもせず傷付けて来た。
自分が変わらなきゃ…。
解ってる。心の歪みを直して、卑屈な心を正して人を愛したい。簡単には行かないし、人生観を変える本を読んでも一晩では変わらないケド、いつか素直に心から、可愛い自分で誰かを愛したい。
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