~曇りのち曇り~

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「ちっ!」 舌打ちが聞こえた。 ああ…おねしょだと怒られちゃう、どうしよう… 泣きたいキモチでまだ寝たふりをしていると ベットの傾きが戻り 足音が遠ざかる。 漏らしてしまった罪悪感とガサガサしたゴツゴツした手が、ズボンの中で動いて居たキモチ悪さだけが ずっと尾を引いていた。
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