記憶が鮮明な内に書き留めて置きたい事。

2/6
前へ
/96ページ
次へ
ドラマみたいな手術台に乗り、手術風景撮る係とか居ないんすか、それダビングしてくれるサービスとかないんすかなんて話ながら 麻酔を打たれ記憶してるのは針が射されてほんの⑤秒以内に「うわ💧早っ💦もう焦点合わないすよ💦」て言った事。10時半手術開始。そしてストレッチャーの振動と呼ばれた声で断片的に家族の顔が今は思い出される。説明しなれてんなぁ…ていう看護師さんの家族への上手く行きましたよ的な声。太いチューブが鼻から喉→胃に入れられ、心電図用のコードが三箇所に両足にマッサージ機?と点滴に血圧計と指先にも機械。唾を飲む度に渇いた喉をゴロゴロとチューブが移動し激痛。酸素マスクはズレて息が出来ない。 心配する家族をよそに、集中治療室だから安心して帰って下さいといわれ家族は帰宅。物凄い孤独感で暫く記憶が途切れる。
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

661人が本棚に入れています
本棚に追加