第1話:入学

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「なんだ!?てめえ!」 「いま僕たちになんて言った!?」 「その子を離せと言ってるんですよ。腐れ外道。」 ブチッ なにかが切れた音がした。 「「死ねえええ!!」」 もうひとりも剣を取り出して、向かってきた。 「素手で十分ですね。」 「オラア!」 ナイフ男が振り下ろすが、なんなくかわす (遅いですね。時間もないしササッと決めますか。) バシッ 手刀でナイフ男を気絶させる。 「があッ。」 「な、な・・・。」 ア然としているすきに、剣男に手刀を一発。 バシッ 声も出さずに倒れた。 「ふう。大丈夫ですか?」 女の子に声をかける。 「あ、はい!ありがとうございます。」 「怪我はないですか?」 「は、はい。大丈夫です。」 「それはよかった。」 「あ、あの、もしかして転入生の方ですか?」 「ん?そうですが、どこでそれを?」 「父から聞いたんです。父はこの学園長なので。」 なるほど 「ところで、どうしてここに?」 「実は、迷ってしまって・・・ってアアア!」 「どうかしたのです・・「入学式!」 「ほぇ?・・・アアアアアア!」 こっちも思い出したようですね。 「案内お願いします!」 「は、はいいい!」 ぼくらは講堂へ走った。――――――――――――――・・・・・
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