第1話:入学

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――――廊下 「ぼくらの組は、たしか、1ー3ですね。」 「はい。いっしょのクラスでうれしいです!」 ミチルは笑顔で答える。 自分も笑顔でかえす。 「・・・ここがそうですか。」 目の前には1ー3という札がついてある。 「あら?あなたたち、そこでなにしてるの?」 廊下の向こうから声がした。 「あ、先生!」 「あら、ミチルちゃん!」 「知り合いですか?」 「中学のときの担任の先生なんです。でも、なんで、先生がここに?」 「学園長が、移してくれたの。ミチルと仲がいいのは君だけだから、いってくれって。」 「お、お父さん・・・。」 (職権乱用?)  
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