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船の中は真っ暗だった。さらに警官は目隠しをチュッチュにつけて船が動き出した。
何だ?何が起こってるチュか?このまま俺はどうなるチュか!
いや…落ち着くチュ。まチュは魔王の力をはずさなければ。
そう思ったチュッチュは手錠をこじらせた。しかし、チュッチュが体をこじらせても手錠は外れない。「チュ、外れろチュ。」と体をこじらせながら言うがなかなか外れない。
・・・・もういいチュ。諦めるチュ。
しかしこの船、どこに行ってるんチュかね?まぁ、考えても分からないチュが…
そんな事を考えていると船の動きが遅くなった。
どうやら停まるようだ。
しばらくすると、警官が来て「立て!」と命令口調でチュッチュに命令してきた。
いつからそんなキャラになったんだよ、あんた。
チュッチュは心の中で毒づきながら渋々立ち上がった。
暫くするとチュッチュの目隠しを取り警官がチュッチュに付いて来いと言われた。
警官に付いて行き船を出た。
チュッチュは船を出て周りの光景に驚愕した。
廃墟?いや、ゴ―ストタウン?何だこれ?
チュッチュの前には高層ビルが建ち並ぶ街が広がっていた。
いきなり今まで黙っていた警官が喋り出した。
「お前にはこれからこの街で暮らしてもらう。この街はある事情により廃墟と化した。その原因を調べてもらう。何か質問は?」と言われた。
質問って…いきなりで分かんないんだけど。
「ないな?じゃあ検討を祈る。あぁ一応そこのアタッシュケ―スに連絡用のパソコンと拳銃が入っているから。でも助けを求めても助けには来んぞ。あくまでも連絡用だからな。」警官がそう言うと船の中に入って行った。
「ちょっ、ちょっと待ってくれチュ!」と言って船に乗ろうとしたが、一歩遅く船が動き出し港を離れた。
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